
銭湯、推してみませんか?
入浴は習慣であり衛生。
しかし昨今、「風呂キャン」なる言葉が普通に使われ、ないがしろにされることもしばしば。
「面倒だな…」とか「今日はいいか…」なんて思ったりする時期が自分にもありました。
でも、つまらないことや面倒なことでも「楽しい」に変換できるなら、その方がQOLだって爆上がりしませんか?
自宅でも、入浴剤やシャンプー類などのバスグッズに凝ったり、ラジオを聞いたり、本を持ち込んだり、浴室の内装を模様替えしてみたりと楽しく変換する方法はいろいろあります。
「銭湯」に行くのも数ある変換手段の一つだと思います。実際に自分も入り口はその程度でした。そんな自分が銭湯にハマり、湯快な仲間たちと出会い、”ゆないと”という銭湯をはじめとする温浴施設を愛でるチームを結成。メンバーの一人として、”お風呂と推しごと”という冊子を作ったり、作った冊子を携えてマニアフェスタや文学フリマに出展して銭湯愛をシェアしたりと、すっかり推し活に勤しむようになっているのだから、何がいつどこで、どう転ぶのかなんて分からないものです。
「湯ったり蕩けるせんとーく」について

「聞く銭湯〜お風呂と推しごと〜」は、バックボーンがあるわけでも知識があるわけでも、特別詳しいわけでもない。そんな単純にお風呂大好き!なだけの私がご縁をいただいて、2025年8月1日に西日暮里駅エキラボniriで開催したトークイベント。
ゆないとで頒布している冊子、”お風呂と推しごと”が「読む」銭湯ならば、トークがメインになる今回のキーワードは「聞く」銭湯だろう。との思いでイベントタイトルを決定しました。
「銭湯愛を説く」なんて大げさなものでも、知識や経験をひけらかすのでも、マウントも知ったかぶりも忖度もなしで、銭湯へのLoveと好奇心について語るのは良いとして、ただの銭湯好きな一般人でしかない自分のトークイベントに、誰が来てくれるのだろうか。
一人では心細いので、ゆないとのメンバーでもあり、結成前からの湯の合う仲間でもあるがわくんをゲストに招いて迎えた当日の会場には、一抹の不安を払拭するかのように、たくさんの方が足を運んでくれました。
聞く銭湯~お風呂と推しごと~
この日のイベントに用意したテーマはこちらの四つ。
- ”ゆないと”の紹介。
- エキラボniriのご近所銭湯。
- 銭湯と川の近しい関係?
- 二人の最近の推し銭湯。

まずは二人の自己紹介からスタートして、我らが参加している”ゆないと”の紹介。メンバー構成やこれまでの活動。”ゆないと”という単語に込めた思いからスタート。
続く「エキラボniriのご近所銭湯」では、千歳湯さん、斉藤湯さん、ふくの湯さん、ニュー恵美須さんという西日暮里からひと駅圏内にある、個性と魅力にあふれる面々を紹介。
中でもニュー恵美須さんについては、この日の会場入り直前にお湯をいただいたばかりという最新すぎる情報をお届けできました。
銭湯と川の近しい関係?
「暗渠」という言葉を知らなかった頃の自分が「なぜ川がないのに、この交差点は霜降橋という名前なのだろう?」や「なぜ川がないのに谷田川通りなんだろう?」と抱いた好奇心。その時に調べたあれやこれを思い出し、源流である長池跡から幾つもの区に跨り、谷戸川~谷田川~藍染川と名前を変えながら流れていたかつて川だった道を不忍池まであらためて散策。
そこにあった川や、六龍鉱泉さんのように少し前までそこにあった銭湯、がわくんがイベント前に寄ってきた朝日湯さんのように、今もそこで営業している銭湯についてを、思い出話なども交えたレポート形式で報告。
好奇心を満たすことは楽しい。その対象が自分が好きなものに絡んだものならなおさらで、自分の楽しみ方に少しでも共感してもらえたり、見つけた楽しみ方を教えてもらえたりしたら、ますます嬉しく楽しい。
二人の最近の推し銭湯
好みも価値観も表現の仕方も、愛でるポイントも人によってそれぞれ違う。感じるのはあくまで自分自身の体験と体感しました。
「言語化できないけど、なんかいいよね」の一言は「銭湯」を紹介するのにぴったり。
用意した最後のコーナーで自分は中野天神湯さん、代々木上原大黒湯さん、北千住ニコニコ湯さんを。がわくんは大田区太平湯さん、北区滝野川えびす湯さん、台東区蔵前三筋湯さんを。そして二人共通の推し銭湯として荒川区の神田湯さんをそんな思いを込めつつ紹介。
僕らの”推しごと”は会場の皆さんにきっと伝わったと思っています。
リハーサルなしの現地集合で臨みましたが、そこは湯快な仲間がわくんがパートナー。絶妙な合いの手で、時間通りに収まるよう進行を助けてくれただけではなく、トークの最終盤には、「外での食事を”外食”と言うように、外での入浴を”外浴“と呼びたい。使われていないことの方が違和感を感じる。」というこの日一番の名言も残してくれました。
良くないですか? ”外浴”
たくさん使ってぜひ定着させてください。
愛は通じるもの。時に通じすぎることもある
二人して名前を挙げたので「二人の推し」として、最後のコーナーで紹介した神田湯さん。
店頭にポスターを貼って告知に協力してくださっただけでも嬉しいのに「よかったらイベントの時、お客さんのお土産にでも使ってよ」とお店のオリジナルタオルをご主人からご提供いただいた。
もちろん紹介することは一言も言っていない。僕らの愛が溢れすぎていたのだろうか。
しかし、ご協賛いただいた神田湯さんを二人の推しとして紹介するのは、あざといような気もする。とはいえ大好きな銭湯を紹介しないのは、忖度なし!の理念に反するよね。ということでそのままご紹介させていただくことに決定しました。
さらにご主人は当日の会場にもいらっしゃって下さいました。そんなお心遣いをしてくださるご主人とそのご家族が営む銭湯が心地好くない訳がないし、忖度なしで大好きなのです。
今回二人が揃って名前を挙げるわけだよなぁ…。とあらためて、客観的にも実感しました。
最後に、イベントの開催を気にしてくださった皆さん、SNSでいいねやリポストや紹介文の投稿で応援してくださった皆さん、会場に足を運んでくださった皆さん、機会をくださった皆さん、いつもいいお湯を拵えてくれる銭湯関係者の皆さん。心からloveです。
ありが湯ございました。
皆さんも素敵なバスタイムをお過ごしくださいませ♨
そして、ご好評につき次回開催日程が決定!
9/12(金) 19:00-20:30 @西日暮里駅エキラボniri
<詳細・お申し込みはこちら> https://sentolk0912.peatix.com/
是非お待ちしております~♨